爪白癬(爪水虫)
爪白癬(爪水虫)
白癬とは皮膚糸状菌(白癬菌)という真菌(カビ)によって生じる感染症で、白癬菌が爪に寄生している場合は爪白癬と呼びます。
ただ爪白癬は、手白癬や足白癬を同時に併発していることが多いようです。症状としては、爪先が著しく変形するほか、厚く白く変質します。痒みや痛みといった自覚症状はありません。
治療では、軽症の場合は抗真菌作用のある塗り薬を使用します。
また症状によっては、内服薬を用いることもありますが、内服薬は3~6ヵ月間の服用が必要で、時に肝機能障害などを招くおそれがあるため、血液検査で副作用をチェックしながら治療を進めます。
このほか、薬などには頼らずに患部にレーザーを照射することで白癬菌を殺菌するというレーザー治療もあります。
1回の治療時間は10~20分ほどで、月1のペースで4回ほど通院します。